やっぱりね。そうだと思った。は韓国語でこう言う!知ってるだけ得するフレーズ

便利なフレーズ

こんな場面はありませんか?

迷ったけど、やっぱりこっち!
やっぱりの私の思った通り・・・

このように、私たちの生活の中で、意外と多く使われている言葉に「やっぱり」「やはり」「やっぱ」があります。

韓国語で「やっぱり」は역시(ヨクシ)と使います。

実は、この역시(ヨクシ)以外にも、그렇지(クロッジ)という単語も使えます。

この2つの単語には、それぞれの特徴があり、場面によって使えたり、使えなかったりする場合があります。

今回は、覚えておくと非常に便利な韓国語「やっぱり」について、お話させていただきます。

「やっぱり」の背景に目を配る

韓国語に限りませんが、話をする上で、とても大切な考え方が2つあります。

1つ目に「単語の意味を調べてみる」ということです。

1つの単語であっても、様々な意味があり、使われるニュアンスなどが色々あるためです。

それから、2つ目は「単語と経験を一緒に合わせて覚えていく」という考え方です。

単語は確かにコトバであり、文字なのですが、その単語のニュアンスというものは、実際の経験によってしか表現することができません。

例えば、極端な例ですが、子どもに「愛」という単語を教えたいとします。

ですが、子供が本当の意味で、心のそこから愛する人と出会っていないのに、この「愛」という単語を使いこなせるとは思えません。

少し、極端な例になりましたが、単語にはコトバの意味以上に、単語を聞いて受けるその人の経験がものすごく大切なのです。

今回の韓国語の単語は「やっぱり」ですが、「やっぱり」という単語で思い浮かぶ背景は、人それぞれ違います。

ですので、自分の経験と単語(やっぱり)を関連づけながら、単語を覚えるようにすると、自分の頭に入っていきやすいです。

「やっぱり」=思っていた通り

次に、「やっぱり」という言葉についてまとめます。

「やっぱり」は漢字で書くと「矢張り」と書きます。

「やっぱり」ではなく、正確には「やはり」という言葉が適切なようです。

「やっぱり」という言葉には、「思っていた通りだ」というニュアンスがあります。

レストランでのある場面

レストランで、美味しそうなメニュー表を見て、どれが美味しいのか注文に迷っている女性がいるとします。

「これも、美味しそうだね」
「あ、こっちのフカヒレも美味しそう」
「このシュウマイなんかも、美味しそうだわ・・・」

こんな感じで、何を注文するか迷っています。

そこで、このレストランで人気のあるフカヒレを注文することに・・・

そして、熱々のフカヒレがテーブルに置かれ、「美味しそう」と言って、その女性は小皿に移して、そのフカヒレを食べ始めます。

ここで、その女性がうなずきながら、ニコニコした表情でこういうのです。

「やっぱり、ここのフカヒレは最高だよね」

このような場面で「やっぱり」という言葉は使われます。

では、「やっぱり」には、どういった役割があるのでしょうか?

「やっぱり」=安心感

「やっぱり」の役割は、自分の予測した思いと現実を一致させる働きがあります。

つまり、自分の予測は正しかったんだ・・・

このような、「安心感を得られる言葉」なのです。

ですので、「やっぱり」という言葉には、「私が思っていた通りだわー。安心したよ」

こういった背景があるのです。

先ほどの、フカヒレの料理の場合を思い出してみましょう。

1,美味しいと思って注文した「フカヒレの料理」
2,食べてみたら、美味しかった「安心感」
3、やっぱり、間違ってなかったという満足感

こんな感じで、「やっぱり」という単語の背景を考えるだけで、単語が使いやすくなると考えています。

では、いよいよ韓国語を利用して「やっぱり」という言葉を使ってみましょう。

韓国語で「やっぱり」を

韓国語で「やっぱり」を表す単語は主に2つです。

1,역시(ヨクシ)
2,그렇지(クロッジ)

この2つです。

まずは、1の역시(ヨクシ)からお話させていただきます。

역시(ヨクシ)を使った例

韓国語で역시(ヨクシ)は日本語でいう、広く一般的な「やっぱり」に使うことができます。

例えば、

「やっぱり、この店美味しいよね」
「やっぱり、これにして正解だわ」
「やっぱり、あなた優しいね」

このように、幅広い「やっぱり」に対して、使うことができます。

例文

やっぱり美味しいね
ヨクシ マシンネ
역시 맛있네
やっぱり最高だね
ヨクシ チェゴヤ
역시 최고야
やっぱり、これにするわ!
ヨクシ イゴ ハッケ
역시 이거 할게

このように、역시(ヨクシ)を使って表すことができます。

역시(ヨクシ)を使って例文を示したところで、次は、もう1つの그렇지(クロッジ)についてお話させていただきます。

그렇지(クロッジ)について

この그렇지(クロッジ)も「やっぱり」を表す単語です。

やっぱり。そなると思った・・・

그렇지(クロッジ)は、역시(ヨクシ)との違いに大した差はありません。

このように話してしまうと、

역시(ヨクシ)と그렇지(クロッジ)の違いはないの?

このように、余計に違いにこだわってしまう方も多いかもしれません。

これは、私も同じ気持ちを持ったことがあります。

역시(ヨクシ)と그렇지(クロッジ)の違いが、頭の中で、はっきりと分からないと、使うのが怖いという感情が生まれてくるためです。

そこで、私自身が考える역시(ヨクシ)と그렇지(クロッジ)の「やっぱりの違い」について、お話させていただきます。

역시と그렇지の違い

그렇지の使い方ですが、「やっぱり=思っていた通り」という場面で使われることが多い単語です。

そして、この그렇지(クロッジ)は、相槌(あいづち)を打つ感じで使われる「やっぱり」に対して、使われることが多いです。

ですので、この相槌(あいづち)タイプの「やっぱり」に対しては、그렇지(くろっじ)の方がよく使われています。

相槌タイプの그렇지

この相槌タイプの그렇지の特徴は、「やっぱり」という言葉を「(そう)でしょ」「そうだったんだ」という言葉に置き換えられることが多いです。

例えば、こんな会話です。

A;実は、彼氏と別れたの・・・

B;やっぱり。最近、ケンカばっかりだったもんね。

こういった会話の中で、使われる「やっぱり」です。

この「やっぱり」は、「そうだったんだ・・・」という言葉に置き換えられます。

このように、「そうだったんだ」と置き換えられる場合には、역시(ヨクシ)や그렇지(クロッジ)の他にも、그랬구나(クレッグナ)と使えます。

実は、역시(ヨクシ)や그렇지(クロッジ)の他にも、그랬구나(クレッグナ)という単語も結構使えるのでおすすめです。

この그랬구나(クレッグナ)は、正確に表現すると그랬었구나(クレッソッグナ)となりますが、あまり気にせず、그랬구나(クレッグナ)で十分に通じます。

ちなみに、会話中によく使われる「やっぱりね。そうだと思った」と使いたい場合には、こう使います。

やっぱりね。
그랬구나(クレッグナ)
そうなると思った。
그럴 줄 알았다(クロル ジュル アラッタ)

このように表すことができます。

会話でよく使われる「でしょ」

会話では特に意味がないけど、共感したりするときに使われる言葉があります。

その典型例が「でしょ〜」「〜だよね」といった共感する際に出てくる言葉です。

これらの単語には、大した意味は持っていませんが、それでも会話中に使うことで、共感などが生まれ、会話が盛り上がりやすいですよね。

韓国人との会話では、今回お話させていただいた역시(ヨクシ)や그렇지(クロッジ)などの他にも、그죠(クジョ)という単語もよく使われています。

この그죠(クジョ)は、日本語言えば「でしょ〜」という「私のいった通りでしょ」というニュアンスがあります。

例えば、

A;「この前、私がオススメしたレストランはどうだった?」
B;「あ〜あの店ね。とても美味しかったよ〜」
A;「でしょ〜」

この会話のように、

AさんがBさんにオススメの店を紹介した。
Bさんが実際に行ってみたら「美味しかった」
Aさんからすれば、「ほら、私の言った通りでしょ」

こういった感じです。

このように、「やっぱり」と表現したい場合には、역시(ヨクシ)や그렇지(クロッジ)などの他にもまだまだ、単語が隠されているわけです。

その中で、今回は、韓国人が日常で使っていそうな역시(ヨクシ)や그렇지(クロッジ)をご紹介させていただいております。

ですので、私が知らないけど、実は、韓国人が使っている他の単語ももしかすればあるかもしれません。

この部分までは、正直、私にもわかりません。

ですが、幅広く使っているのは、역시(ヨクシ)のように感じています。

今回のお話

今回は、韓国語で「やっぱり」の使い方についてお話させていただきました。

韓国語で「やっぱり」は、

1,역시(ヨクシ)
2,그렇지(クロッジ)

この2つが主な使われ方です。

そして、そのほかにも그랬구나(クレッグナ)と使っても大丈夫です。

大切なことは、韓国ドラマなどを頻繁にみて、韓国人がどういった場面で、역시(ヨクシ)や그렇지(クロッジ)を使っているのかを、感覚的に認識することです。

機械的に、
この単語が「やっぱり」という意味で・・・

このような捉え方をしてしまうと、コミュニケーションの時に相手に、違うニュアンスを与えてしまう可能性があるためです。

ですので、

どういった場面で、使われている単語なのか?
その使い方をして、相手にどういう伝わり方をしているのか?

こういった相手の頭を想像するだけでも、コミュニケーションに深まりが出てくると感じています。

私は、この前、私のお母さんと串カツを食べたのですが、

韓国人の韓国客が韓国語で「こんなこと」を言っていました。

ヨクシ イルボン メクチュヌン マシンネ〜
역시 일본  맥주는  맛이있네~

「やっぱり、日本の生ビールは美味しいね」

この言葉を聞いて、なんだか嬉しくなりました。

今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば嬉しいです。

長文読んで下さり、ありがとうございます。

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