韓国語「分かる」はこの単語!以心伝心では分からない?

韓国語の動詞

韓国語で『わかる』にあたる単語は알다(アルダ)です。

「この話はよく分かります」
「この説明は簡単でよく分かります」

このように、「分かる」に広く使われる単語が알다(アルダ)です、

ですが、この알다(アルダ)以外にも「分かる」を表す単語がいくつかあります。

今回は、韓国語「分かる」について詳しくお話させて頂きます。

お話のあらすじ

韓国語で「分かる」に使われる単語は、알다(アルダ)です。

この알다(アルダ)は、幅広く使われている「分かる」です。

そして、韓国語で「分かる」にあたる単語は、알다(アルダ)以外にもいくつかあります。

これらの単語は、

「聞いて分かる」
「見て分かる」
「明らかになる」

このような意味を持っている単語です。

それでは、これらの単語をまとめていきます。

「分かる」にあたる韓国語

分かる=알다(アルダ)

韓国語で広く「分かる」にあたる単語に、알다(アルダ)があります。

早速、この알다(アルダ)の使い方について、まとめてみます。

「分かります」の言い方

【分かります(丁寧)】

アンニダ
압니다

【分かります】

アラヨ
알아요

【分かるよ】

アラ
알아

「分かります」と言いたい場合には、2つの言い方があります。

普段の会話で使われるフレーズには、알아요(アラヨ)があります。

また、あなたがもし、もっと丁寧に使いたい場合には、압니다(アンニダ)と言います。

ですが、この압니다(アンニダ)は、ニュースや報道番組をはじめ、フォーマルな場所での言葉遣いです。

ですので、私自身は、実際の普段の会話で、この압니다(アンニダ)をつかった経験がありません。

あなたがもし、もっとカジュアルに弾けた会話がしたい場合は、알아(アラ)と使うことができます。

알아(アラ)は、親しい友達や、年齢の近い方に対して使うことができます。

ですが、初対面の場合は、알아요(アラヨ)が無難だと思います。

以心伝心って韓国語で何?

日本語には、以心伝心という言葉がありますよね。

以心伝心とは、文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。

辞書調べると、このように出てきます。

ですが、こんなことは実際は難しいなと感じています。

あなたは、相手から何も言われずに、目を見ただけで相手の意図を理解できる人間ですか?

私は、自分の思いは相手にきちんと伝えるべきだと考えています。

そうしないと、ミスコミュニケーションが発生して、お互いの関係が保ちにくと考えているためです。

韓国人と話す機会が増えていますが、韓国人は自分の感情にストレートだと感じる時が多いです。

全ての韓国人とお話してませんが、それでも、全体的に、自分の意見をきちんと伝えてくるという印象があります。

もちろん、良い点もあり、悪い点もあるとは思いますが、私は韓国人と結婚して思うことは、感情を素直に表してくれるので楽だと感じる場合が多いです。

なぜなら、何を感じているのか、どう考えているのかを言葉できちんと伝えてくれるためです。

ですので、私も正直に感情を伝える癖がついています。

日本人の、言葉で伝えなくても雰囲気でなんとなく分かる。

このアンテナは非常に素晴らしい文化だとは感じています。

これは、世界でも誇れる部分でもあります。

ですが、これも時と場合で、相手に誤解を与えてしまう場合もあるため、伝えるべきことは、きちんと伝えるという習慣も大切だと感じていまs。

ちなみに、日本の以心伝心は韓国語にもあります。

【以心伝心】

イシムジョンシム
이심전심

このような言葉があります。

【以心伝心で分かります】

イシムジョンシムロ アラヨ 
이심전심으로 알아요

【口に出さなくても、以心伝心で分かります】

マルハジアナド イシムジョンシムロ アラヨ
말하지 않아도 이심전심으로 알아요

このように、以心伝心を使って色々な表現で表すこともできます。

以心伝心の言葉の由来は、

「心を持って心を伝う」

このような言葉が込められています。

元は、禅宗の言葉で、師匠が弟子に対して心の大切さを説く際にできた言葉だと言われています。

「心を大切にして、相手にも心を込めて接しなさい」

こう言った意味かなと感じています。

「分かりますか」の言い方

【分かりますか?】

アラヨ
알아요?

「分かりますか」と相手に対して質問したい場合には、알아요?(アラヨ)と使います。

語尾を質問する感じでトーンを上げて使えば、質問の形が簡単に作れます。

それから、「分かったか!」と相手に少し強い口調で言いたい時には、こう表現します。

【分かったか】

アランニ
알았니?

【分かった?(丁寧)】

アラッソヨ
알았어요?

誰かに強い口調で「分かったか!」と念を押したい場合には、알았니?(アランニ?)と使います。

例えば、

相手の困った行動に対して、相手に注意したい場合。

『二度とこんなことはしないでください』
『分かった?』

こういった場面です。

【二度と、こんなことはしないでください】

デュボン タシ イロン ヘンドン ハジマセヨ
두번 다시 이런 행동 하지 마세요

【分かった?】

アラッソヨ
알았어요

こういった感じで表すことができます。

「分かりました」の言い方

「分かりました」の言い方には、2つの言い方があります。

【分かりました】

アラッソヨ
알았어요
アルゲッソヨ
알겠어요

「分かりました」の言い方には、알았어요(アラッソヨ)と알겠어요(アルゲッソヨ)の2つの言い方が一般的です。

この2つの言い方は、よく質問が出ます。

どんな質問が出るかというと、

『알았어요(アラッソヨ)と알겠어요(アルゲッソヨ)の違いは何ですか?』

この質問です。

ですので、この2つの言い方について、お応えさせていただきます。

알았어요と알겠어요の違いとは?

알았어요(アラッソヨ)=知っている

알겠어요(アルゲッソヨ)=分かりました

このような意味の違いがあります。

알았어요(アラッソヨ)の場合は、相手から話を聞いた際に、

「あ〜この話知ってる。聞いたことある話だ・・・」

このように、感じた場合に使うことができます。

それから、

알겠어요(アルゲッソヨ)の場合は、誰かから何か指示され「了解しました」という意味で、

알겠어요(アルゲッソヨ)

このように使えばオッケイです。

このように、

알았어요(アラッソヨ)と알겠어요(アルゲッソヨ)は、それぞれで使うタイミングが違ってきます。

覚えておかれると、細かいニュアンスの違いで、相手とコミュニケーションが取れますよね。

「わかりやすいです」の言い方

「あなたの説明はわかりやすいですね」

このように言われたら嬉しくありませんか?

私もこのように言われたら、最高に嬉しいと感じます。

もちろん、今回私がお話させていただいている内容で、

あなたが少しでも、

「分かりやすい」
「コレ、使える」

このように、感じていただけたら、私もとても嬉しく思いますし、私の励みにつながります。

【わかりやすいです】

アルギ シウォヨ
알기 쉬워요

「わかりやすいです」と言いたい場合には、알기 쉬워요(アルギ シウォヨ)と言います。

逆に、「話が分かりにくい」と言いたい場合には、

【分かりにくいです】

アルギ オリョウォヨ
알기 어려워요

このように言います。

それから、「分かる」と言いたい場合に、よく使われるフレーズが2つあります。

ですので、この2つのフレーズについてまとめてみます。

使えるフレーズとは、この2つです。

「どうして、わかったの?」
「今の話、よく分かりました」

この2つです。

特に、

「今の話、よく分かりました」は、相手に伝えると喜ばれる笑顔コトバです。

あなたがもし、何か質問した際や、お友達に相談した場合に、話を聞いてスッキリした場合には、このような言葉を使ってみると、相手との人間関係がさらによくなってくるかもしれません。

【どうして、知ってるの?】

オットケ アラッソヨ
어떻게 알았어요?

【今の話、よく分かりました】

チグム イヤギ チャル アルゲッソヨ
지금 이야기 잘 알겠어요

このように、言うことができます。

「分からない」と言いたい時

「分からない」と言いたい場合には、모르다(モルダ)と言う単語を知っておくと便利です。

【分かりません】

モルラヨ
몰라요

「分かりません」と言いたい場合には、몰라요(モルラヨ)と言います。

それから、誰から話を聞いたけど、理解できなかった時や、聞き逃してしまった時には、

「分かりませんでした」

この言葉は、必須になってきますよね。

【分かりませんでした】

モルラッソヨ
몰랐어요

「分かりませんでした」と言いたい場合には、몰랐어요(モルラッソヨ)と言います。

私は、韓国への留学に行った時、ほとんど会話が聞き取れず、かなりショックを受けていた経験があります。

ですが、そういった時でも、知ったかぶりだけはしないと決めていました。

正直、ずっと相手に質問して

「もう一度言ってもらえますか?」

このフレーズが必須になっていましたので、相手は、かなりウザかったかもしれません。

ですが、知ったかぶりをしなかったことで、語学が伸びたと信じています。

ですので、あなたも恥を恐れないでほしいです。

【もう一度言ってもらえますか?】

タシハンボン マレジュシ ゲッソヨ
다시 한번 말해 주시겠어요

このフレーズは、自分のスキルを磨くために大切になってくるフレーズです。

ぜひ、あなたも使ってみましょう。

理解する

それから、「分かる=理解する」と言う意味でも使うことができますよね。

理解する=이해하다(イヘハダ)

「分かる」と似たような言葉に「理解する」という言葉があります。

「理解する」と言いたい場合は、이해하다(イヘハダ)と使います。

【理解しました】

イヘヘッソヨ
이해했어요

「理解しました」は、이해했어요(イヘ ヘッソヨ)と使います。

韓国語の이해(イヘ)を漢字で表すと「理解」となります。

分かる=明らかになる

「分かる」にも色々な単語があります。

その1つに「明らかになる」という意味があります。

明らかになる=밝혀지다(バルギョジダ)

明らかになる=알려지다(アルリョジダ)

この2つの言い方ができます。

どちらを使っても、「明らかになる」「知られる」という意味になり日本語的に言えば、「分かる」になります。

この밝혀지다(バルギョジダ)や알려지다(アルリョジダ)を使う場面としては、広くある事実が判明したという時に使われます。

밝혀지다(バルギョジダ)
알려지다(アルリョジダ)
・ある事実が広く世間に知れ渡った。
・ある事実が分かった

使われ方の例

【嘘をついてもすぐ分かるから無駄です。】

コジンマルル ヘド クンバン バルギョジニカ ソヨニ オプソヨ
거짓말을 해도 금방 밝혀지니까 소용이 없어요

【その事件の犯人が誰かわかりました

ク サゴネ ボミニ ヌグインジ バルギョジョッソヨ
그 사건의 범인이 누구인지 밝혀졌어요

見て誰か「分かる」

「分かる」には、目で見て誰だか「分かる」時にも使われますよね。

見て分かる=알아보다(アラボダ)

「見て分かる」の場合は、알아보다(アラボダ)と使います。

使い方

【顔を見ただけで、すぐに分かります】

オルグルマン バド クンバン アラボルス イッソヨ
얼굴만 봐도 금반 알아볼 수 있어요

【何がどこにあるのか、一目で分かります】

モガ オディエ インヌンジ ハンヌネ アラボルス イッソヨ
뭐가 어디에 있는지 한 눈에 알아볼 수 있어요

この알아보다(アラボダ)を使って「分かる」と言いたい場合には、「分かります」という意味で、알아볼 수 있어요(アラボルス イッソヨ)と使うことが多いです。

알아보다(アラボダ)を使う場合には、見てそれが何か分かる。誰か分かると使う場合が多いです。

聞いて理解する

「分かる」には、聞いて理解するという意味もあります。

聞いて理解する=알아듣다(アラテュッタ)

聞いて理解する場合には、알아듣다(アラテュッタ)と使います。

알아듣다(アラテュッタ)
聞いて内容を理解する
聞き取る

알아듣다(アラテュッタ)は、「聞いたことを理解する」「聞き取る」という意味で使われる単語です。

使い方

【話が難しすぎて、分からなかった】

イヤギガ オリョウォソ アラトゥルスガ オプソヨ
이애기가 어려워서 알아들 수가 없어요

「聞いたことが分からない」と言いたい場合には、알아들 수가 없어요(アラトゥルスガ オプソヨ)と使います。

それから「分かりにくいです」と言いたい場合には、알아듣기 어려워요(アラトゥッキ オリョウォヨ)と使います。

【何が言いたいのか分かりません】

モガ マルハゴ シプンジ アラトゥルスガ オプソヨ
뭐가 말하고 싶은지 알아들 수가 없어요

【分かりました】

アラトゥロッソヨ
알아들었어요

「分かりました」と言いたい場合には、알아들었어요(アラトゥロッソヨ)と言います。

【ゆっくり話してくれたので、よく分かった】

チョンチョニ マレジュオソ チャル アラトゥロッソヨ
천천히 말해 주어서 잘 알아들었어요

人は、見た目が9割

人は、見た目が9割という本をご存知でしょうか?

この本の中には、非常に興味深い情報が詰まっています。

どうして、理解してもらえないのだろう?
どうすれば、もっと相手にわかってもらえるのだろう。

このように、相互理解に悩みを抱えておられる方も多いのではないでしょうか?

私も、コミュニケーションは苦手なタイプです。

どちらかというと、内向的で人と話をするのが苦手なタイプです。

そんな私が出会った本が「人は見た目が9割」という本です。

この本の中に、

言葉は7パーセントしか伝えない

このようなことが書かれています。

これを読んだ時は、かなり衝撃的でびっくりしたことを今でも覚えています。

顔の表情;55%
声の質と大きさ;38%
話す内容;7%

このように書かれています。

コミュニケーションの主役は、コトバではないということなのです。

これ、衝撃的な事実です。

ですので、

内容よりも「誰が言ったか」

この部分の方が重要なのです。

見た目は、なかなか変えられるものではありませんが、見栄えも意識して言葉も磨きながら、もっと成長していきたいと思っています。

今回のお話のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は韓国語「分かる」についてお話させていただいております。

韓国語で「分かる」に当たる単語はいくつかあります。

알다=分かる
이해하다=理解する
알아보다=見て分かる
알아듣다=聞いて分かる
밝혀하다=明らかになる
알려지다=明らかになる

このように、いろいろな単語があります。

알다(アルダ)は、広く「分かる」を表す単語です。

それから、「理解する」という意味で이해하다(イヘハダ)もよく使われてる単語です。

そのほかにも、「見て分かる」を表す알아보다(アラボダ)などの単語もあります。

どの単語を使えばいいの?と迷われた時は、알다(アルダ)を使えば意味は通じます。

私自身も、これら全ての単語を使い分けているわけではなく、迷った時には알다(アルダ)でごまかしている時もあります。

大切なことは、完璧な表現を追い求めないことです。

私も、完璧ではありませんし、ネイティブのレベルではありません。

それでも、日常の会話で「分かる」が分からずに、相手と会話ができなかった経験が、今までに一度もありません。

つまり意外ですが、会話をしていれば何とかなる場面が多いということなのです。

ですので、あなたも一歩踏み出して、まずは会話をしてみることをオススメします。

今回のお話があなたにとって、少しでも役立つ情報になれば幸いです。

長文読んでいただきありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました