韓国語は「語尾」の活用が9割!?語尾表の活用が語尾マスターへの最短距離

韓国語

日本語と韓国語は共通している部分が多い言語です。

代表的な共通点を挙げると

  • 文法の語順が同じ
  • 漢字語が覚えやすい
  • 助詞がある
  • 敬語の使い方が同じ

共通している部分が非常に多いので本来は英語なんかよりも韓国語の方が、日本人には学びやすいはずなんです。

ですが、

なぜか、韓国語は難しいよね…

という声が後を絶ちません。この現象は不思議でなりません。

日本語と韓国語は共通点が多いはずなのに、韓国語の学習者は何年経っても話せないという人が多いのです。

韓国人とペラペラと話せるようになって人気者になれるはずなのに、ある要素が欠けているせいで学習の壁にぶち当たっている人を大勢見てきました。

この大きな要因の1つがあります。

それが、語尾の活用なんです。

語尾の活用って何やねん!?と思われた方も多いかもしれません。

実は、この語尾の活用によってあなたが韓国語を自由自在に操れるスピードが大きく変わってしまうのです。

そこで、今回は韓国語の語尾について話をまとめてみます。

なぜ、韓国語の語尾が大切なのか?

[voice icon=”https://www.xn--vcsw1ah2qyr3d.com/wp-content/uploads/2019/03/9876.png” name=”ダイちゃん” type=”l”]こんにちは。韓国語専門ライターのダイちゃんです。[/voice]
そもそも、語尾って何?と思われている方もおられると思います。

語尾とは文章の最後の部分を指します。

例えば、

「私は今日ご飯をたべました」という文章であれば「食べました」の「~ました」が語尾の意味です。

では、どうして語尾が大切なのかと言いますと、実は、語尾によって意味合いが異なってしまうからなんです。

「食べる」という基本形の単語があるとして、語尾を変えるだけで10パターンぐらい簡単にフレーズを変えることが可能なんです。

下の表を見てください。

このような形で語尾を変えるだけで簡単に色々な食べるの語尾を活用した意味合いに変化させることができてしまうのです。

赤で示した部分が日本語と韓国語のそれぞれの語尾の部分です。

この語尾の変化は韓国語を学ぶ上で決まったルールに従って語尾を変化させるだけなので、簡単に誰でも変化させることができます。

私が特別なのではないのです。ですので、あなたも語尾の活用を絶対に覚えるべきです。

でないと、かなりもったいない韓国語の勉強をしている可能性があります。

実は、ほとんどの韓国語学習者は1つの動詞を覚えたら1つの動詞の意味しか覚えません。

먹다(モクタ)の単語を覚えるときに「たべる」としか覚えないので効率が悪いのです。

ですので、動詞を覚える時には1つの動詞から語尾の活用を覚えてバリエーションを増やすことを意識したほうがあなたの韓国語の力がマックスで伸ばしやすいです。

まず覚えるべき韓国語「語尾の形」

覚えるべき語尾の形が存在します。

それが「スンニダ形」です。

スンニダ形とは、

먹습니다(モㇰスンニダ)

하비다(ハンニダ)

このような基本形に습니다、ㅂ니다がつく形です。

スンニダ形の特徴とは

スンニダ形は「バチムあり」か「バチムなし」によってㅂ니다と습니다に置き換えるだけなのでかなり簡単に使いこなせるようになります。

私の場合は、韓国に行って初めて習った語尾の活用はこの「スンニダ形」です。

ご存知の方も多いと思いますが、韓国語の語尾の活用では「スンニダ形」と「へヨ体」があると思います。

私の場合はこのへヨ体の使い方を覚えるまでに苦労したので、スンニダの形をなれるまでずっと使っていました。

使い分けるポイントは「バチム」

スンニダ形では습니다,ㅂ니다の語尾の形になるのですが、この2つを使い分ける上で大切になるのが「バチムの存在」です。

上の画像を見ていただければ分かりますが、バチムがある時は습니다(スンニダ)となり、バチムなしの場合はㅂ니다となります。

あなたが語尾の活用を意識したい時に面倒なことを考えずにとりあえず、話で使ってみたいと思われた場合は、このスンニダ形がおすすめです。

その理由は簡単に使いこなせるようになるためです。

スンニダ形の良い点

スンニダ形の良い点の1つに「丁寧な言葉遣い」があります。

特に、韓国は儒教の国なので年齢が少しでも早い人が偉いといった感じの感覚があります。

もちろん、年上に対しては敬語という文化です。

ですが、

話す相手があなたと年齢は近いはずだけど、年上なのか年下なのかはっきりと分からない時ってありませんか?

そのような時には丁寧語で話すことも1つの手です。

先ほども触れましたが、スンニダ形は語尾の形がシンプルなので「バチム」のありなしを見分けるだけで簡単に語尾を変えられます。

この部分が最大の強みだと私は考えています。

それから、初対面で会った時などは丁寧な印象をもたれやすいのであなたの好感度も自然とグンとあがります。

一方で逆の視点から考えてみると、

このような単語でデメリットを表すことができます。

ちびまるこちゃんの丸尾クンをご存知でしょうか?

(画像引用元;https://matome.naver.jp/odai/2137922159524861901/2137922449326748203

丸尾クンの口ぐせは「ズバリ」なのですが、

「友達からズバリ●●でしょう」

とか言われたら、「はあ?お前なんやねん」と普通はつぶやいてしまいそうになると思います。

このように、丁寧な言葉には良い部分もあるのですが、友達感覚といった意識は薄くなるので付き合う時に距離感がどうしてもできてしまいます。

だからこそ、韓国語では動詞の語尾の活用にへヨ体という形が存在します。

しかし、このヘヨ体が少し厄介で覚えるまでに苦労します。

あなたはへヨ体を簡単に覚えてしまう方かもしれませんが、私は頭が悪くて要領も悪いので慣れるまでに時間がかかってしまった苦い経験があります。

普段使うと便利な語尾の形「へヨ体」

あなたが普段の日常の会話で使いやすい語尾の形にへヨ体があります。

このヘヨ体は一度覚えるまでが少し苦労しますが、一度覚えてしまえば一生使い回すことができてしまうかなり便利な語尾の形です。

へヨ体の作り方にはルールがありますので、そのルールに沿って語尾を組み立てるだけというシンプルな仕組みです。

今回はへヨ体を使って簡単に語尾の形を直してみますので、ご参考になさってみてください。

語尾の活用1 하다(ハダ)

語尾の活用の1つめに하다(ハダ)があります。

語尾の活用2 보다(ボダ)

語尾の活用2つめに보다(ボダ)があります。

語尾の活用3 걷다 묻다 듣다

語尾の活用3つめに걷다(ゴッタ) 묻다(ムッタ) 듣다(トゥッタ)があります。

語尾の活用4ㅂの入っている単語

語尾の活用4つめにㅂの入っている単語の活用があります。

語尾の活用5 요(ヨ)어요(オヨ) 아요(アヨ)

語尾の活用5つめに요 어요 아요があります。

この他にもまだ語尾の活用はあるのですが、はっきりと言って5つのへヨ体のルールだけでも

面倒だな…

へヨ体勉強したくないな…

このような気持ちがでてきませんでしたか?

実は、私へヨ体の活用を勉強している時が一番苦しかった経験があります。

語尾の活用は一度慣れてしまうまでが大変だと実感しています。

そこで、いちいちルールはいいからとりあえず語尾の形だけ知りたいと思われている方のために

今すぐ使える語尾の表を作ってみます。

 

一目瞭然!語尾の活用は表を使え

理屈はいいので、とりあえず語尾の形を示した表さえ見れたら何とかなる!

と思っておられる人のために表を作ってみます。

先ほどもお話しましたが、語尾の活用のパターンを全て出すと軽く40パターンを超えます。

さすがに40ものパターンがあると何を使えばよいのか迷うと思いますので、使えそうなパターンを5つに厳選してあなたにお伝えします。

このような感じで、普段よく使えそうな言い回しを中心に語尾の活用をつかって表を作ってみました。

語尾の言い回しでよく使えそうなフレーズを後2つご紹介させていただきます。

今回のお話のまとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は韓国語の語尾についてお話をさせていただきました。

残念ながら、韓国語を学習されているほとんどの人は、単語を覚える時に語尾を活用するという視点が抜けています。

これが非常にもったいないです。

1つの単語を覚える時に、同時に語尾を活用するとう視点を持っておけば、1つの単語から瞬間的に10個以上の語尾の変化を使った表現をマスターすることができてしまいます。

この感覚こそが、語学を伸ばすうえで必須になってきます。

語学は継続力と単語の活用の仕方が大切なんです。

活用力を磨いていくために、一回の語学の勉強の時間をできる限り短くさせておくことが語学を上達させるうえでの秘訣なのです。

時間を短縮して覚えられるようになると、他の単語や言い回しをもっと覚えられるようになりますので、どんどん語彙力がアップするからです。

このように、語尾の活用によってあなたの語学力にズドンと変化が起きてくるはずです。

今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。

長文読んで下さり、ありがとうございます。

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