韓国語で「パリパリ」ってよく聞きますが、どういう意味ですか?
と素朴な疑問を感じている人も多いと思います。
フランスのパリに行きたいってことですか?
パンがパリパリとこんがりと焼けた時の表現ですか?
色々なイメージを頭の中で思い描くことができると思います。
韓国語でパリパリとは「早く早く」という意味で使われる単語です。韓国人の中にはせっかちな方が多いように思います。もちろん、これは国民性というよりも個人の性格だと思います。日本人にもせっかちで並ぶのが嫌だとか行列を待ってまでご飯をたべたくないなど、
その人の性格によってせっかち度は変わってくると思います。
今回は韓国人がよく口にする「パリパリ」の韓国語の意味についてお話させていただきます。
パリパリの韓国語の意味
[voice icon=”https://www.xn--vcsw1ah2qyr3d.com/wp-content/uploads/2019/03/9876.png” name=”ダイちゃん” type=”l”]こんにちは。韓国語専門ライターのダイちゃんです。[/voice]
日本人が耳にしている「パリパリ」は韓国語でいうと正式な発音の仕方ではありません。
早く早く |
パㇽリパㇽリ |
빨리빨리 |
正式には빨리빨리(パㇽリパㇽリ)と呼びます。
パリパリの意味は「早く早く」という意味です。
「ちょっと早くしてよ」
「もう少し早くしてよ」
「早くこっちに来てよ」
基本的にパリパリという意味は相手の行動スピードを促す意味合いがあります。つまり、相手に行動スピードを上げてほしい時に使われる単語ですので、2回繰り返して「もっと早くしてよ」という気持ちを強調しているのです。
「早く」よりも「早く早く」
この意識が韓国人にもあります。
パリパリは子どもに対して
また、子どもおしつけに対しても頻繁に使われるのがこの「パリパリ」です。
例えば、
早く片付けて!
早く着替えて!
早く食べて!
早く歩いて!
早く起きて!
このように子どもに対して使われることも多い単語です。つまり、パリパリを覚えておくと日常の色々な場面で使いやすいわけです。
パリパリを使う時の注意点
ただし、1つだけ使い方に注意点があります。それが大人に対して使うケースです。大人に対して「パリパリ」を使うときには注意することが必要がです。
これはなぜなら、相手を急がせる状況になるので、相手からしたらイラっとくる人も多いからです。私は韓国の友達に対して「パリパリ」と冗談も交えて使ったことがありますが、私の意図する冗談っぽい受け取り方にならなかったことも実際の体験としてあります。
ですので、親しい友人、もしくは恋人やパートナーに対して使う方が無難だといえます。
それから、パリパリをイライラしながら言うのか、にっこりしながら言うのか、無表情で言うのか・・・あなたの言い方によって相手の受け取り方が180度変わってきます。
だからこそ、パリパリは非常に便利な部分もあるのですが、大人に対して使うときには用心する必要がありますので、この部分だけは覚えておきましょう。
パリパリの発音に潜むゼロ理解
先ほども言いましたが、韓国語でパリパリを使いたい場合は、「パリパリ」という発音を一度阿頭から消去することが必要になってきます。
これはなぜなら、あなたが「パリパリ」と言いたかったとしても「パリパリ」では韓国人に伝わらないからです。
これは私の実際の体験ですが、私の娘に対して早くしてという意味で「パリパリへ」と言っても全然通じなかった経験があります。
娘からは、
「パパが言いたいことは分かるけど、パリパリだと何か意味不明だよ」
とストレートにズバッと娘に言われて、
「ガビーン、これはまずい」
と心がズタボロになってしまった苦い思い出があります。私の韓国語ライフは意外とズタボロまみれでして、特に娘から自分の発音に対してズバッと指摘されることが多いです。
そのたびに、ヤバイ、ガビーンとなりながら何とか発音の矯正練習に取り組みながら何とか韓国人らしいマシな発音が身についてきたという体験が多いです。
もしかすると、あなたの発音も通じないかも…
と少し不安や心配になられている場合は以下の練習を試してみてください。
パリパリから読み解く韓国語レッスン
パリパリという単語を韓国語で書くとある特殊な構造であることが分かります。
この上の写真にあるとおりハングルが組み合わさった特殊な作りです。このタイプのことを「濃音」と言います。
この濃音タイプを用いて作られるハングルは多いです。ですが、日本人がこのハングルを発音するときにはかなり苦戦します。
なぜなら日本語にないハングル特有の発音だからです。
だからこそ、このダブル母音タイプの発音を放置すると、韓国人相手の会話の場で
「うん!?」
「今の話は一体どういう意味なの?」
「少し聞き取りにくいな・・・」
このような雰囲気を作ってしまうこともあります。
濃音とは
ハングルの文字の中には「ㄲ,ㄸ,ㅃ,ㅆ,ㅉ」などのように「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅅ,ㅈ」の文字を二つ重ねて書く文字があります。
この文字のことを「濃音」と言います。漢字を見ていただければ分かりますが、「音が濃い」と言う意味です。
だからこそ、文字も二つ重ねて濃く書くわけです。
この濃音の発音の仕方がかなり厄介です。これはなぜなら、発音の表記が曖昧だからです。
少し参考書を調べてみましたが、
濃音の発音の仕方は喉を詰まらせるようにして発音しましょう。
という意味不明な解説がされています。
喉を詰まらせるの意味が分かる人いますか?
少なくと私は意味不明でこの解説で発音ができるようになるとは思わないタイプです。
そこで、あなたに濃音の発音で参考になりそうな表記をご紹介させていただきます。
濃音の発音練習
「喉を詰まらせる音」という意味は、上にあるような「ぽっちゃり」の「っちゃ」のような音のことを指します。
私の経験上、濃音はこの発音を意識すればある程度オッケイです。
韓国語を学習する上で濃音の発音でつまづく人も出てくると思います。そんな方のために私の失敗談をネタにした少し息抜きしてみてください。
イチゴの発音が通じない私の過去
実際、私は自分の言いたいことが相手に分かってもらえなかったことも多いです。
例えば、韓国語でイチゴは「タルギ」といいます。
この単語は先ほどの濃音からできている単語です。このイチゴの発音が私はとても苦手で何度もガビーンとなってしまう経験が多いです。
韓国にはワッフルの店が多いです。その店で娘がイチゴ味が良いといったので「イチゴ味でお願いします」と韓国語で注文したことがあります。
普通に意識せずに注文をしてしまうと店員さんが分かってくれないことも多いので、私の場合はメニュ表を直接みせて「コレください」と伝えるようにしています。
私のタルギ発音の成功確立は60パーセントぐらいなのです。10回中4回は「うん!?どれですか?」と聞き返されるパターンです。ですが、まあそれでもいっかと気軽に構えています。
そのうち何とかなるさ・・・
ぐらいに気軽に構えて韓国語に取り組まないと勉強なんてやってられません。
ですので、あなたもそこまで神経質にテストの100点を求めないほうが良いです。語学なんて相手に通じれば何とかなるのです。
もっと言えば、こそあど言葉を使いながら注文することもできるのです。いくらでも工夫する余地はありますので、発音練習も気軽に楽しみましょう。
パリパリの発音なんて出来なくて上等
結論から言いますと、パリパリの発音なんて出来なくても韓国で生活していくことができます。現に、私は生活していけました。
だからこそ、1つの発音が出来ないからといってもそこまで思い悩む必要はないかと思います。
逆に考えると、これぐらいいい加減な方が語学を勉強するには適しているといえます。何でも完璧を目指してしまう人はやはり語学でも悩みが深くなる傾向にあります。
だからこそ、ほどほどの良い加減を大切にされると良いです。それから、何でも一人でやろうとしないことも大切です。
私なんて自分の出来なさそうな発音は娘に任せて買い物を済ませていました。それぐらい相手を使いながら楽しく生活する方が毎日が面白いです。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「パリパリ」の意味についてお話させていただきました。
今回あなたに一番伝えたかったことは私も完璧な人間ではないということです。
こんないい加減な人間が韓国ブログなんて書いて良いのか。
と正直迷うこともあります。ですが、完璧に韓国語を操れないからこそ、あなたに私の失敗談や経験談をシェアしているのです。
つまり、私は韓国語でズタボロになった苦い経験があなたの3倍以上はあるはずです。だからこそ、あなたに同じようなう苦い経験をしてもらいたくなくて、このように記事で情報を発信しているわけです。
今回のお話は「パリパリ」の韓国語の意味です。パリパリは「早く早く」を表す単語です。誰に対しても使える非常に便利な単語ですが、大人に対して使うときには少し注意しましょう。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文読んでくださり本当にありがとうございます。