「詳しい」に当たる韓国語は、자세하다(ジャセハダ)です。
韓国語でもっと詳しく説明したいのに言えない・・・
「自分の思いをもっと詳しく言いたい」
「もっと詳しく話しが知りたい」
こんな思いを抱えてらっしゃる方も、意外に多いのではないでしょうか?
実は、자세하다(ジャセハダ)以外にも、他の単語を使って表される場合もあります。
今回は、
韓国人の奥さんと国際結婚した私が、
韓国語「詳しい」について、色々とお話させていただきます。
1 詳しい=詳細だ
「詳しい」という意味でまず、思い浮かぶキーワードがあります。
それが、
詳しい=詳細だ
このキーワードです。
詳細とは一体?
ここで言う「詳細」とは、こんな感じです。
・詳しい説明。
・詳しい知識。
このように、「詳細な」という意味で使われる場合のことを指しています。
「詳しい」を表す韓国語
ジャセハダ
자세하다 詳しい(詳細だ) |
「詳しい」という意味が、「詳しい説明」「詳しい資料」というように、詳細であると置き換えられる場合には자세하다(ジャセハダ)を使います。
また、詳しい内容のように、「詳しい+名詞」の使われ方もあります。
例えば、
・詳しい内容
・詳しい知識
このように、「詳しい+名詞」の使い方を覚えておかれると、いろいろな場面でつかうことが可能です。
韓国語で「詳しい」と言いたい場合には次のように表します。
ジャセハン + 名詞
자세한 + |
このような形で表されます。
・詳しい知識
ジャセハン ジシク
자세한 지식 |
・詳しい内容
ジャセハン ネヨン
자세한 내용 |
・詳しい説明
ジャセハン ソルミョン
자세한 설명 |
こんな感じで、詳しいという意味が「詳細」を表す意味の場合には、자세하다(ジャセハダ)を使って表します。
例文
次は、「詳しい」をつかった例文をご紹介させていただきます。
・もう少し詳しい説明をしてもらえますか?
チョム ト ジャセハゲ ソルミョヌル ジュシゲッソヨ
좀 더 자세하게 설명을 주시겠어요? |
この例文では、「詳しい説明を・・・」といった文ですが「詳しく」という言葉をつかった会話もよく出てきます。
そこで、「詳しく」を用いた表現についても、簡単に載せておきます。
・詳しく説明していただけますか?
ジャセヒ ソルミョンへ ジュシゲッソヨ
자세히 설명해 주시겠어요 |
このように、「詳しく」と使いたい場合には자세히(ジャセヒ)を用いれば、意味が通じます。
もう1つ例文を載せてみます。
・詳しいことは、後で説明します。
ジャセハン ゴスン ナジュエ ソルミョンデュリゲッソヨ
자세한 것은 나중에 설명드라겠어요 |
こういった感じで、詳しいという意味が「詳細」を表す場合には、자세하다(ジャセハダ)が少し形を変えて、活用していくことができます。
2 詳しい=精通している
「詳しい」というニュアンスには精通しているというニュアンスのものがあります。
例えば、「◯◯に詳しい」という意味で使われます。
・パソコンに詳しい(精通している)
・この辺りの地理に詳しい(精通している)
このように、専門的な知識を持っているというニュアンスの場合に使われる単語があります。
専門的な詳しさ
「精通している」という意味で使われる単語に잘 알다(チャル アルダ)という単語がよく使われます。
チャル アルダ
잘 알다 詳しい(精通している) |
この잘 알다は、単語をそのまま直訳すると「よく知っている」という単語になります。
ですので、その道の専門家というニュアンスがあります。
英語に置き換えれば、エキスパートと同じ感じの意味です。
ここで、いくつか例文をあげてみます。
例文
・法律に詳しい人。
ボブル チャル アヌン サラム
법을 잘 아는 사람 |
このように잘 알다(チャル アルダ)という単語は、法律や税金のことなど、その道の専門家に対してよく使われています。
・私は、この辺の地理に詳しいです。
ナヌン イ ジュビョン ジリルル チャル アラヨ
나는 이 주변 지리를 잘 알아요 |
このように、その道のことをよく知っている。
つまり、精通しているという意味で使われる「詳しい」の場合は、잘 알다(チャル アルダ)が使われます。
3 ここまでのおさらい
韓国語で「詳しい」を表す単語は主に、2つあります。
・詳しい=詳細だ
자세하다(ジャセハダ) |
・詳しい=精通している
잘 알다(チャル アルダ) |
この2つの単語がよく使われています。
どちらを使えば良いか分からない!
このように、2つの単語のどちらを使えば良いのか迷ってしまうという方も、結構いらっしゃいます。
迷ったら単語を置き換える!
このような気持ちになられた場合には、
自分が伝えたい言葉が、
どっちの言葉に置き換えたいのか?
この部分を考えれば、単語を簡単に選ぶことができます。
詳しいという単語を
・「詳細だ」に置き換えるのか。
・「精通している」に置き換えるのか。
例えば、
「詳しいことは後からです」
この文が言いたかった場合について考えてみます。
この場合に、자세하다(ジャセハダ)と잘 알다(チャル アルダ)で迷った場合には、
①「詳細は、後からです」
②「精通しているはあとからです」
このように、「詳しい」にあたる部分を、どちらかの言葉に置き換えてみます。
そうすると、①の方が意味が通じるなと自然と気づきます。
このように、どっちの単語を使いたいかに迷った場合には、単語を置き換えるようにすれば、簡単に単語の選択ができます。
韓国語で「詳しい」という単語を使いたい場合には、今紹介したこの2つの単語を知っていれば、ある程度の場面で対応ができます。
ですが、実はもう1つ韓国語で「詳しい」を表す単語があります。
もし気になる方は、次の章をみてください。
4 明るい=詳しい!?
実は、詳しいと意味する単語に밝다(バルタ)があります。
韓国語を勉強されている方はご存知だと思いますが、밝다(バルタ)には明るいという意味があります。
ですが、実は、その他にも、「詳しい」という意味が隠されています。
では、どういった意味を表すのか?というお話なのですが、
実は、「精通している」という意味での「詳しい」という意味で使われます。
バルタ
밝다 詳しい(精通している) |
このように、本来明るいを表す밝다(バルタ)ですが、使い方によっては、精通しているという意味でも使われます。
밝다(バルタ)の例文
・法律に詳しい人
ボベ パルグン サラム
법에 밝은 사람 |
・パソコンに詳しい人
コンピューターエ パルグン サラム
컴퓨터에 밝은 사람 |
このように、その道に精通しているという意味で使いたい場合には、잘 알다(チャル アルダ)と밝다(パルタ)の2つの使い方で表せます。
ですが、잘 알다(チャル アルダ)と밝다(パルタ)の使い方には注意が必要です。
注意する点
잘 알다(チャル アルダ)と밝다(パルタ)の使い方で、気をつけなければいけない点があります。
それが、
私より詳しいと使いたい場合には、
밝다(パルタ)は使えない!
この点です。
例えば、
「その問題は、私よりも姉の方が詳しい」
こういった文があったとしましょう。
このような、「私よりも詳しい」という意味で使いたい場合には、밝다(パルタ)は使えないというルールがあります。
ですので、「私よりも〜が詳しい」といった使い方がしたい場合には、잘 알다(チャル アルダ)を使えばオッケイです。
5 今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「詳しい」について3つの単語をご紹介させていただきました。
3つの単語とは、
・자세하다(ジャセハダ)
・잘 알다(チャル アルダ)
・밝다(パルタ)
この3つです。
밝다(パルタ)を使って、「詳しい」と言う場合には、注意する点があります。
ですが、
자세하다(ジャセハダ)、잘 알다(チャル アルダ)の2つを使えば、80パーセント以上の文に応用が可能です。
少しでも、日常の会話の中で、「詳しい」という単語を使っていただけると幸いです。
長文よんでいただき、ありがとうございます。