「座る」は韓国語で앉다(アンタ)と言います。
「椅子に座る」
「ソファに座る」
何かに「座る」際には必須の単語ですよね。
「座る」という言葉で代表的なものが「椅子に座る」だと思います。
実は、「椅子」は私たちの体にとってはあまりよくありません。
今回は、韓国語「座る」について、少し深く掘り下げてみます。
韓国語「座る」
韓国語で「座る」に当たる単語は앉다(アンタ)です。
座る |
앉다(アンタ) |
「椅子に座る」
「ソファに座る」
このように言いたい時には、앉다(アンタ)が使われます。
앉다(アンタ)の使い方
ここからは、앉다(アンタ)の使い方についてお話させていただきます。
座ります(丁寧) |
アンスンニダ |
앉습니다 |
座ります |
アンジャヨ |
앉아요 |
「座ります」と言いたい場合には、この2つの言い方が一般的です。
丁寧な表現である앉습니다(アンスンニダ)は、普段の会話ではあまり使われない表現です。
例えば、あなたの親しい友達とおしゃれなカフェで楽しい時間を過ごす際に、
앉습니다(アンスンニダ)
と使うと、
「えっ!?」
「私、あなたの友達だよね?」
「会社の上司?」
こういった感じで、相手からの距離がある遠いニュアンスだと思われてしまいます。
では、앉습니다(アンスンニダ)はどういった時に使うかというと、ニュースや報道番組をはじめ、フォーマルな場で使われる表現なのです。
ですので、「座ります」を表す앉아요(アンジャヨ)の方を覚えておく方が利便性があります。
カジュアルに「座るよ」
カジュアルに「座るよ」と言いた時もあるかと思います。
カジュアルな表現は、お互いの仲が早く深まる言葉だと言えます。
座るよ |
アンジュルケ |
앉을게 |
「座るよ」と言いたい場合には、앉을게(アンジュルケ)と使います。
「座るよ〜」という表現は、『自分が今からこの場所に座るよ』という意味です。
ですので相手の答えは、主に2つあります。
「座らないで」
「座ってもいいよ」
この2つです。
次は、この2つの言い方についてお話させていただきます。
「座らないで」の言い方
「座らないで」は、「座らないでください」という言い方がもっと丁寧ですよね。
「〜しないでください」という表現は、相手のしていることを断る表現です。
だからこそ、丁寧に断る方が相手にとっても良いと考えています。
座らないでください |
アンジ マセヨ |
앉지 마세요 |
「座らないでください」と言いたい場合には、앉지 마세요(アンジマセヨ)と使います。
この他にも、もう1つ言い方があります。
座らないでください |
アンジ マラジュセヨ |
앉지 말아 주세요 |
この앉지 말아 주세요(アンジ マラジュセヨ)の方がもう少し丁寧なニュアンスがあります。
座ってもいいです |
アンジャド デヨ |
앉아도 돼요 |
「座ってもいいです」と言いたい場合には、앉아도 돼요(アンジャド デヨ)と使います。
「座ってもいいですか?」と使いたい場合には、同じ言い方で語尾をあげるだけで、簡単に質問の形に変わります。
座ってもいいですか? |
アンジャド デヨ↑ |
앉아도 돼요? |
このように表現します。
「座ってください」はこの2つ
相手に対して「座ってください」と使いたい場合もあるかと思います。
実は、「座ってください」の言い方には、2つの使い方があり、それぞれの使い方で相手に与える伝わり方が若干、変わってきます。
座ってもらう理由があり『座る』場合 |
座ってください |
アンジャ ジュセヨ |
앉아 주세요 |
앉아 주세요(アンジャ ジュセヨ)は、『相手に何か座ってもらう理由』がある場合に使われます。
例えば、あなたに子供がいたとして、運動会に行ったとしましょう。
プログラムで子供の順番になりビデオカメラを撮りたいけど、前の人が立っていてカメラ撮影の邪魔になっている場面だとしましょう。
この場面に、
「すみませんが、ちょっと座ってください」
このように相手に伝えたい時もあるかと思います。
ちょっと、座ってください。 |
チョム アンジャジュセヨ |
좀 앉아 주세요 |
「すみませんが、ちょっと座ってください」は、韓国語では좀 앉아 주세요(チョム アンジャジュセヨ)と使えます。
それから、相手にもっと丁寧に「座ってください」と言いたい場合には、別の言い方もあります。
ちょっと、座ってもらえますか? |
チョム アンジャ ジュシゲッソヨ |
좀 앉아 주시겠어요? |
「ちょっと座ってもらえますか?」という言い方は、角が立たない言い方だと考えています。
앉으세요(アンジュセヨ)を使う場面
「座ってください」には、別の言い方があり、앉으세요(アンジュセヨ)という表現方法もあります。
座ることで相手が楽になる場合 |
座ってください |
アンジュセヨ |
앉으세요 |
この앉으세요(アンジュセヨ)を使う場面は、座ることで相手が楽になる時です。
例えば、
アパレル関係の仕事をされている方であれば、一日中立ってお仕事されている方も多いかと思います。
毎日何時間も立ちっぱなしで接客されるという方も珍しくないと思います。
そんなある日、アシスタントの一言で心が和む言葉があるかと思います。
その言葉が、
「少し座ってください」
この言葉だと思います。
この話は私の友達の実話です。
アパレル関係で働いている親友は、この言葉で心がほっこりしたそうです。
このように、앉으세요(アンジュセヨ)を使う場面は、座ることで楽になる場面で使うことが多いです。
「座ってください」の振り返り
「座ってください」の使い方について、少し振り返りたいと思います。
まず、「座ってください」の使い方には2通りあります。
アンジャ シュセヨ |
앉아 주세요 |
アンジュセヨ |
앉으세요 |
この2つの言い方があります。
正直、どちらを使ってもほとんど変わらないです。
ですが、違いが知りたい方は、以下のように考えてみてください。
座ってもらいたい理由がある時 |
アンジャ ジュセヨ |
앉아 주세요 |
相手が座ることで楽になる時 |
アンジュセヨ |
앉으세요 |
このように、それぞれの使い方には若干の違いがありますが、どちらを使っても全く意味が通じない訳ではありません。
ですので、まずは、使ってみて覚えてみるのも良いかもしれません。
韓国の「譲る」文化
今回は、韓国語の「座る」について、色々とお話しております。
「座る」と言えば、椅子やソファに座るだけではなく、地下鉄やバスの座席にも座りますよね。
韓国では、地下鉄やバスでは、お年寄りに譲るという文化があります。
この文化は日本にもありますよね。
ですが、韓国では、お年寄りに席を譲らないでいると、周りの人から譲るように言われたりすることがあるそうです。
私自身は、実際に韓国に住んでいて、そういった場面に遭遇した経験はありません。
ですが、「譲ってあげてね」と言われた経験を持たれている方もいました。
それから、お年寄りに席を譲ると、譲った人が自分の荷物を持ってくれる時もあるようです。
앉으세요(アンジュセヨ)
ちなみに、お年寄りに席を譲る場合には、このように言います。
椅子に座るのは健康に悪い!?
「座る」について話をしたついでに、椅子をテーマに少しお話させていただきます。
椅子 |
ウジャ |
의자 |
椅子は、韓国語では의자(ウジャ)と言います。
発音は正式には(ウィジャ)とカタカナで表せますが、正直、この言い方にすると通じません。
椅子は体によくないです。
この話を聞いたことはありますか?
この話を出すと、3時間ぐらい説明が必要になってくるのですが、簡単に言うと『呼吸』が大きく関わっています。
椅子に座ることで、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなってしまうと、その影響で複式呼吸ができなくなってしまいます。
深い呼吸ができなくなるとストレスが体に溜まってきてしまいます。
このストレスによって、体のいろいろな部分に影響が出てきます。
ですので、椅子ではなく、できるだけ床にあぐらをかいて座ることが大切です。
特に、小さいお子様をお持ちの方は、地べたに座らせる習慣をつけると良いかと思います。
例えば、コピーライターのように、文章を書く仕事をされている方などは、座っている時間が長くなってくると思います。
そういった方が、床であぐらをかいて仕事をする。
このスタイルは、なかなか受け入れるのが難しいかもしれません。
ですので、そういった方にオススメの椅子があります。
名前は、アーロンチェアです。
このアーロンチェアは、かなり有名な一品で何時間座って全く疲れないと言う魔法の椅子です。
値段は、15万円ぐらいしますが、一度、アーロンチェアの虜になってしまいます。
この椅子です。
機能性が非常に優れており、いくら座っても疲れない魔法の椅子です。
それから、椅子で個人的に好きなものがあります。
中田英寿さんのCMで話題になった「バルセロナチェア」です。
これです。
私自身は、この椅子に座った経験がありません。
ですが、一度は座ってみたいと思っている椅子です。
興味のある方は、色々と調べてみると良いかもしれません。
バルセロナチェア |
バルセロナ チェオ |
바르셀로나 체어 |
アーロンチェア |
アロン チェオ |
아론 체어 |
韓国語では、このように言い表すことができます。
それから、韓国の男性たちは、オンラインゲームをされる方が多いです。
スマホを使ってゲームされる方や、パソコンを使ってオンラインゲームを楽しんでおられる方も多いです。
そういった方に人気の椅子もあるそうです。
例えば、こういった形の椅子が疲れずに、人気があるそうです。
韓国人はあぐら派!
日本には正座をして座る文化があります。
これに対して、韓国には正座はありません。
正座によって足がむくんでしまったりした経験もあるかと思います。
私自身は専門的な立場ではありませんが、正座が足太りの一因になっている可能性もあるそうです。
韓国人は、床であぐらをかいて夜ご飯を食べることもあります。
もちろん、正座で座ることもありません。
どちらかと言うと、韓国人の方が、足がすらっとしている印象があります。
あぐら=瞑想
あぐらのポーズは、瞑想するポーズでもあります。
瞑想というとヨガのポーズや修行僧などのイメージがあります。
呼吸は脳の健康にすごく関係があるそうで、1日に5分でもいいので呼吸に意識を向けることは、心の健康に大切な部分です。
呼吸法は色々なものがあると思いますが、個人的には「いぶき」という呼吸法がしっくりと来ています。
気になる方は「いぶき」で検索してみることをオススメします。
とてもリラックスできて、寝る前に「いぶき」をするだけでよく眠れます。
今回のお話
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「座る」についてお話させていただいております。
韓国語で「座る」に当たる単語は앉다(アンタ)です。
この앉다(アンタ)を使うことで、
「椅子に座る」
「ソファに座る」
このような一般的な「座る」に対応した表現となります。
最後に、座るに関する使えそうなフレーズについても4点まとめてみます。
座るから |
アンジュニカ |
앉으니까 |
座りながら |
アンジュミョンソ |
앉으면서 |
座ってみたら |
アンジャ ボニカ |
앉아 보니까 |
座っても |
アンジャド |
앉아도 |
この4点です。
椅子は、体にとってストレスがかかりやすい道具です。
だからと言って、椅子を使わないわけにはいきません。
ですので、なるべく体に負担がかからない椅子を選んで使ってみましょう。
今回の記事が少しでもあなたの役に立つ情報になれば幸いです。
長文読んでいただき、ありがとうございます。