韓国語でファイティンは、파이팅(ファイティン)です。
ファイティンとは「がんばれ」という意味でも使えますよね。
ちなみに、韓国語で「がんばれ」を意味する単語は、힘내다(ヒㇺネダ)と使います。
誰かを応援したい時、誰かの背中を温かくおしてあげたい時ってありませんか?
私は韓国語を頑張っているあなたをサポートする意味で、「頑張って」と使いたいです。
そんな誰かをサポートする時に使える素敵な韓国語「ファイティン」と「がんばれ」についてお話させていただきます。
韓国語で『ファイティン』
[voice icon=”https://www.xn--vcsw1ah2qyr3d.com/wp-content/uploads/2019/03/9876.png” name=”ダイちゃん” type=”l”]こんにちは。韓国語専門ライターのダイちゃんです。[/voice]
韓国語でファイティンは、
こんな感じで、韓国語で表される『ファイティン』は、파이팅と表します。
韓国語のファイティンは発音に注意
韓国語でファイティンを表す時には、少し気を付ける点があります。
それが発音です。
파이팅は韓国語での発音では「パイティン」となります。
つまり日本語のファではなくパと発音するのです。
ですが、
僕の実際の経験で話すとファイティンでも通じます!
もし、ファイティンと使ってみて、相手が何?という顔をした場合は、パイティンと使えばオッケイだと考えています。
ファイティンはどこから来たの?
このファイティンは「がんばろう」という意味があります。
ですが、そもそもファイティンはどこから来たコトバなのでしょうか?
これは英語ですよね!英語のfight(ファイト)からきたコトバです。
fightには「頑張ろう」という意味があるのか・・・ということなのですが、
実はファイトには、『頑張る』という意味がないのです。
日本でも”がんばれ”と言いたいときに、ファイティンといった言い方を使う場合もあります。
ですが、英語のfight(ファイト)には「頑張る」という意味がありません。
つまり、和製英語なのです。
和製英語を言い換えれば、日本でしか通じないコトバという事になります。
お隣の国、韓国でもファイトが「頑張れ」「元気だしてね」という意味になることから韓製単語と言い換えることもできます。
ファイティンの意味が180ど変わった裏話
このファイティンというコトバ。
どうして「戦う」という意味から180度変わった「頑張って」という意味に大変身してしまったのでしょうか?
かなり気になったので、自分なりに色々と考えてみました。
劇的に変化した言葉「ファイティン」
ファイティングポーズというコトバがあるように、戦う場面を想像すると、ボクシングなどの格闘技の場面を想像している方も多いはずです。
僕自身、誰かと戦っているイメージを持つと、ボクシングや格闘技の場面がすぐに思い浮かびます。
そして、レフェリーが「ファイト!」と言って、ゴングが鳴った場面がイメージできます。
こういったイメージは、僕自身がテレビでボクシングの試合を見たことが大きく関係しています。
そこで、レフェリーが試合の時に「ファイト」と言っていることに気づきました。
ですので、レフェリーが試合開始を意味する「ファイト」を、「これから試合頑張れ」と誰かが意味付けしたのかもしれません。
このように考えると、何か少しすっきりした感じがあります。
こんな感じで、ファイトを表す「戦う」がどうして「頑張れ」に変わったかはよくわかりません。
ですが、「頑張れ」という意味で通じるのは、限られた国だけの特別なコトバだといえます。
プリンも和製英語だった
ちなみに、プリンも日本の和製英語です。
ですので、英語圏の人に「プリンください」と言っても通じません。覚えておくと、非常に便利です。
勇気の出るコトバ Part1
よく出る質問「韓国語のファイティン」
韓国語の「ファイティン」でよく出る質問があります。
この質問はよくある質問の1つです。
実は韓国語でfight(ファイト)を表した場合、『ファイッ』という言い方になります。
この発音に関しては、話せば長くなるのですが、英語の発音を韓国語表記で表すと最後の「t」が、母音なしの子音のみの発音になってしまうのです。
fight(ファイト)が「ファイッ」としか発音できないため、これでは話しにくいため、もう一つ母音を付けるために、「fighting(ファイティン)」という形になったのです。
韓国語で猫(キャット)はどう発音するの?
例えば、猫を日本語英語で表すと「cat=キャット」と表しますよね。
このcat(キャット)を韓国語で表す場合、catの「t」は発音しないため「キャッ」と発音します。
こんな感じで、最後に「t」がくる英単語の場合は、韓国では、cat(キャッ)、fight(ファイッ)のように「t」の発音がありません。
韓国語「ファイティン」の使い方
韓国語でファイティンを表す場合、파이팅(ファイティン)がよく使われます。
この파이팅(ファイティン)は、親しい友達や、誰かを応援したいときに使えるコトバです。
ですので、「頑張って」「元気だしてね」という意味で使われることが一般的です。
日本の漫画も韓国で大人気
韓国人は、この파이팅(ファイティン)を仲の良い友達などによく使っています。また、芸能人もよくテレビで使っています。
歌の番組でもよく聞きますし、ドラマやバラエティ番組でも파이팅(ファイティン)というコトバは、よく聞かれます。
ちなみに、韓国で파이팅(ファイティン)と検索すると、漫画の『はじめの一歩』が出てきます。
実は韓国で、はじめの一歩は、더 파이팅(ザ ファイティング)というタイトルで、人気のある漫画なのです。
日本の漫画やアニメが好きな韓国人も意外に多いです。
ちなみに、僕が韓国でバイトしていた時のラーメン屋の話です。
そこのラーメン屋の店長は、ワンピースが大好きな方でした。
韓国語「がんばれ」の言い方と使い方
これまで、파이팅(ファイティン)について、色々とお話してきましたが、파이팅(ファイティン)は、カジュアルな言葉です。
ですので、目上の方を応援したい時に파이팅(ファイティン)と言ってしまうと、少し失礼にあたるケースもあります。
あくまでも、軽い応援コトバなので、先生や教える人が生徒に対して、파이팅(ファイティン)!と使うことが自然です。
そこで、応援する気持ちで丁寧に相手を応援したい時ってありませんか?
例えば、
- 上司がマラソン大会に出ることが分かっている時
- 上司や目上の方とゴルフなどに行った時
- 奥さんや旦那さんの両親がスポーツや習い事をされている時
など、
丁寧に「がんばってください」「がんばりましょう」と言ったほうが良い場面は多いですよね。
そこで、「がんばれ」を使った丁寧な言い方についても簡単にまとめてみます。ご参考になさってください。
こんな感じで、頑張っている人を励ます時に使える別のことばに、열심히 하세요(ヨㇽシミ ハセヨ)があります。この言葉も「頑張って」という意味があり、파이팅(ファイティン)よりも丁寧な意味合いがあります。
열심히(ヨㇽシミ)は、漢字で表すと『熱心』というコトバで表されます。ですので、熱心にしてるね!というコトバから『頑張ってね』というコトバになります。
韓国語「がんばれ」を使った例文集
この열심히 하세요(ヨルシミ ハセヨ)は丁寧な言い方ですが、お友達に対して使ってもオッケイな言葉です。ですので、目上の人にしか使えないわけではなく、同僚や友達など、大切な友達だからこそ丁寧な言葉を使うことも必要ですよね。そんな時に活躍するコトバです。
열심히 해(ヨルシミ へ)の場合は、目上の人には使えません。なぜなら、カジュアルなフレーズだからです。
それから、この열심히 해(ヨルシミ へ)はあなたの言い方、態度、口調などによって相手に対して不快感を与える可能性もあります。
あなたがこの「ヨルシミ へ」をどのような口調や表情、態度で言うかで相手への印象が「頑張ってね」という印象から「頑張れや、お前!」に捉えられる可能性があります。
というより、あなたが間違った使い方をすると「頑張れや、お前」と相手に思われてしまう可能性がかなり高くなってしまいます。
だからこそ、あなたのボディーランゲージや表情、話し方などを気を付けることが大切です。
つまり、열심히 하세요(ヨルシミ ハセヨ)を使った無難だと言いたいのです。
それから、実は、「ヨルシミ ハセヨ」よりもさらに丁寧なフレーズがあります。このフレーズを覚えておけば絶対に相手に失礼に当たらない黄金フレーズになります。
ですので、「ヨルシミ ハセヨ」と合わせて覚えておかれると良いと思います。
「頑張ってください」の礼儀正しさMAXフレーズ
「がんばってください」と超丁寧に礼儀正しく使いたい時には、열심히 해주세요(ヨルシミ へジュセヨ)を使うとベストです。
私はこの言葉が大好きでよく使うようにしています。
親しい仲にも礼儀ありなので、相手を励ますときはカジュアルに気軽に声をかけることも良いですが、丁寧に「ヨルシミ へジュセヨ」と使ってもることもおすすめです。
やはり、丁寧に相手に対して丁寧に話すことで気を悪くされることはあまりないので、安心して丁寧に使えるというメリットは大きいです。
「がんばれ」「ファイティン」は言い方も大切
『頑張って』『頑張れ!』【ファイティン」
この言葉、人によっては、かなりプレッシャーになりませんか?
頑張っている方に「頑張れ」と言ってしまうと、
「今でも十分、頑張っているのに、これ以上どう頑張ればいいの?」
と思わず心が痛くなる場合もあります。
ですので、相手の状況も気を配りながら、파이팅(ファイティン)や열심히 하세요(ヨルシミ ハセヨ)と使うことが大切です。
それから、「がんばれ」を表すフレーズには他のフレーズもあります。
「がんばってください」の別の言い方
「がんばってください」には別の言い方もあります。
それが、힘내주세요(ヒㇺネジュセヨ)です。このフレーズはとても丁寧なフレーズですが、目上の方から同僚や友達まで幅広い年代の方に使える便利で活用しやすい丁寧なフレーズです。
このフレーズよりも少しカジュアルなフレーズが、
韓国語で相手を励ます時によく使うコトバに、힘 내세요(ヒㇺネセヨ)があります。
この言葉も丁寧な言葉ですのでおすすめです。
힘は、「力」を意味しており、내다(ねだ)は出すという意味です。
내세요(ヒㇺネセヨ)の세요(セヨ)には、『~してください』という意味があります。
ですので、この言葉を直訳すると「力を出してください」という意味になります。
それから、힘내다(ヒㇺネダ)にはもっとカジュアルに柔らかいコトバが存在します。
カジュアルな言葉ですので、誰に対して使うのか。
この部分は大切ですが、カジュアルに表現したいという方のために簡単にまとめてみます。
それがこれです。
こんな感じで、カジュアルに『元気出してね~』と言いたい場合に、使えます。
それから、相手に”頑張って”というだけではなくて、自分も友達と一緒に頑張ろう!という意味に変えることもできます。
頑張って!とプレッシャーはかけたくないけど、励ましたい!そんな方は、ご参考になさってください。
このように今、頑張っていることを、褒めてあげたり認めてあげると、『もっと頑張れるな~ありがとう』と元気が湧いてくる言葉になることもあります。
勇気の出るコトバ part2
「一緒にがんばろう」は韓国語で何?
相手に「頑張ってね」と使うときもありますが、「一緒にがんばろう」と使いたい時もありますよね。
そこで、相手と一緒に使える「がんばろう」も韓国語で表現してみましょう。
”一緒にがんばろう”の韓国語
こういった感じで、相手と一緒にがんばろうというニュアンスは、自分も頑張ると意味なので使いやすいですよね。
それから、ファイティンをさらに省略した言葉もあります。
省略されたファイティン!?
韓国語での파이팅(ファイティン)は、省略されて使われるケースもあるようです。
僕の奥さんに聞いてもあまり、使われないコトバのようですが、新たに登場した言葉かもしれません。
少し気になったのであなたにもご紹介します。
この홧팅(ファッティン)は、韓国の若者が使っている言葉です。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は韓国語の「ファイティン」と「がんばれ」について発音もつけてお話させていただきました。
韓国語のファイティンは、英語の意味とは違って、韓国で生まれた独特なコトバです。
ですので、韓製単語だと言えます。
- 화이팅
- 파이팅
- 퐈이팅
ファイティンの表記の仕方には3つあります。この中で一番よく使われているファイティンは파이팅です。
発音を細かく言えば、パイティンですが、ファイティンでも通じます。
一回ファイティンと言ってみて、相手に通じなかった場合は、パイティンと言ってみましょう。
それから、相手によっては、頑張ってねというコトバが、プレッシャーに感じる場合もあります。
そんな時には、応援してるよ!と伝えてあげると勇気が出てきます。
たった一言で、相手の心を元気づける最強のフレーズがファイティンです。励ましてあげたい方に今回のフレーズを少しでも活用していただけると幸いです。
長文読んでいただき本当にありがとうございます。