韓国語「無理だ」무리하다と무리이다の違いを丁寧にスッキリ!

韓国語

韓国語で「無理だ」に当たる単語は、

무리하다(ムリハダ)と무리이다(ムリイダ)

この2つがあります。

この2つの単語の使い方の違いって何なの?

このように思われている方も多いのではないでしょうか?

せっかく単語は知っていても、使えなくては勿体無いですよね。

今回は韓国人と結婚して6年になる韓国通の私が、韓国語「無理だ」についてお話させて頂きます。

무리이다(ムリイダ)=無理です

무리이다(ムリイダ)は「無理です」と考えると良いです。

この무리이다(ムリイダ)ですが、「무리(ムリ)」と「이다(イダ)」に分けて考えると、使い方がはっきりと分かります。

「무리(ムリ)」は、漢字で表すと「無理」という意味になります。これは、韓国語も日本語も発音が同じです。

ですので、覚えやすい単語でもあります。

また、「이다(イダ)」は、日本語に表すと「です」という意味に通じます。

ここで、勘の鋭い方は、お気づきになると思いますが、「이다(イダ)」は、韓国語の입니다(インニダ)の省略形だと覚えてしまえば良いです。

これは、あくまでも、私が무리이다(ムリイダ)を使う場合のイメージです。

ですが、この覚え方をしてから、もっと무리이다(ムリイダ)が使いやすくなりました。

무리이다(ムリイダ)の使い方

무리이다(ムリイダ)を使った例文を見てみましょう。

「これ以上進むのは無理だ」
「これ以上、思い荷物を持つのは無理だ」
「試合に出るのは無理だ」

こういった文で、무리이다(ムリイダ)を使うことができます。

ここで、お気づきだと思いますが、「無理です」「無理だ」という単語の位置に注目してほしいです。

「無理だ「無理です」という単語は、どれも、文の最後に来ていると思います。

この表し方が、무리이다(ムリイダ)の大きな特徴です。

それから、무리이다(ムリイダ)は「できない」というニュアンスが強いです。

무리이다(ムリイダ)を使った例文

これ以上進むのは無理です。
イ イサン ジンヘンハヌン ゴン ムリイェヨ
이 이상 진행하는 건 무리예요

この例文の形はよく使われます。

まず、「無理だ」とセットでよく使われる言葉が「これ以上」という単語です。

これ以上
イ イサン
이 이상

「これ以上」と言いたい場合には、이 이상(イ イサン)が使えます。この単語は、色々な文章で応用がききます。

ですので、覚えておかれると便利です。

「これ以上、歩くのは無理だ」
イ イサン ゴヌン ゴスン ムリイダ
「이 이상 걷는 것은 무리이다」

「これ以上、食べるのは無理だ」
イ イサン モヌン ゴスン ムリイダ
「이 이상 먹는 것은 무리이다」

こういった感じで、「これ以上」という単語はよく使われます。

それから、「無理だ」を表す무리이다(ムリイダ)ですが、「無理です」というカジュアルな表現もよく使えます。

カジュアルに「無理です」と言いたい場合には、

無理です
무리예요(ムリイェヨ)

このように表すことで、カジュアルな表現になります。

それから、丁寧に表したい場合には、

ムリインニダ
무리입니다

このように、使うこともできます。

この使い方は、主に、年上の方に対し用います。

〜が無理だから

무리이다(ムリイダ)には、よく使う用法があります。

それが、「〜が無理だから〜してください」という表現方法です。

「〜が無理だから」と言いたい場合には、

무리니까(ムリニカ)

このように表します。

例文

「明日は無理なので、別の日にしてください」

明日は無理なので、
ネイルン ムリニカ
내일은 무리니까

別の日にしてください。
タルン ナルロ ヘジュセヨ
다른 날로 해주세요

「怪我で無理なので、誰か代わってください」

怪我で無理なので、
ブサヌロ ムリニカ
부상으로 무리니까

誰か代わってください。
ヌグンガ デシネジュセヨ
누군가 대신 해주세요

このように「無理だから〜してください」という使い方もよく使いますので、ご参考になさっていただけると幸いです。

무리하다(ムリハダ)=無理な

ここ方は、무리하다(ムリハダ)についてお話させていただきます。

무리하다(ムリハダ)は、「無理する」という意味があります。

ですので動詞的な用法で使われることもあります。

무리(ムリ)は、漢字で「無理」を表します。

また、하다(ハダ)は、もともと動詞で「する」という意味があります。

ですので、무리하다(ムリハダ)を合わせると、「無理する」となります。

ですが、무리하다(ムリハダ)は、形容詞として使われる場合の方が多いと個人的には考えています。

形容詞的な무리하다(ムリハダ)とは?

形容詞的な무리하다(ムリハダ)とは、つまり、「無理な」という使い方です。

「無理なお願い」
「無理な計画」
「無理な要求」

このように、無理な●●という使われ方です。

こういった使われ方が、形容詞的な使われ方です。

「無理な」の使い方

「無理な●●」と表したい場合は、

무리한(ムリハン)●●

このように表します。

例文

「無理な運動をした」
ムリハン ウンドヌル ヘッタ
무리한 운동을 했다
「無理な要求に困った」
ムリハン ヨグエ コンランヘッタ
무리한 요구에 곤란했다
「無理なお願いを引き受けた」
ムリハン ブタグル マタッタ
무리한 부탁을 맡았다

「無理な●●」という使い方は覚えておかれると、非常に便利です。

それから、무리하다(ムリハダ)には、「無理な」という使われ方以外にも、よく使われる用法があります。

「無理に」「無理には」

무리하다(ムリハダ)には、「無理な」という使い方以外にも、「無理に」「無理には」という使われ方がよくされます。

ここからは、それらの用法について、簡単にまとめてみます。

無理に
ムリハゲ
무리하게

「無理に」は、무리하게(ムリハゲ)と表します。

例えば、「無理に食べなくていいですよ」と言いたい場合を考えてみましょう。

無理に、
ムリハゲ
무리하게

食べなくていいですよ。
モクジ アナドデヨ
먹지 않아 도 돼요

「無理に」という単語も、日常の生活でよく使われることが多いかと思います。

それから、「無理には」と言いたい場合には、

ムリハゲヌン
무리하게는

と表します。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、韓国語「無理だ」について、무리하다(ムリハダ)と무리이다(ムリイダ)の違いについて、お話させていただきました。

무리하다(ムリハダ)と무리이다(ムリイダ)の大きな違いをもう一度まとめてみます。

무리하다(ムリハダ)は、

「無理な」무리한(ムリハン)
「無理に」무리하게(ムリハゲ)
「無理には」무리하게는(ムリハゲヌン)

この3つの用法で使われることが多い単語です。

ですので、

「無理な運動で体が痛い」
「無理なダイエットはやめましょう」
「無理に食べないでいいですよ」

こういった使い方をしたい場合には、무리하다(ムリハダ)が使えます。

その一方で、

무리이다(ムリイダ)は「無理です」という使われ方が一般的です。

「この道は無理です」
「試合に出るのは無理です」
「早起きは無理です。」

このように、무리이다(ムリイダ)は、文章の最後につく「無理です」という形になります。

また、「無理です」とセットで覚えておかれると便利な単語に、「これ以上」という単語があります。

これ以上
イ イサン
이 이상

「これ以上」は、韓国語では이 이상(イ イサン)と表します。

ナポレオンのお話

ナポレオンの有名な言葉は、誰しもが一度は聞いたことがあると思います。

そうです。この言葉です。

「予の辞書に不可能という言葉はない」

この言葉は、かなり有名な言葉ですよね。

ちなみに、韓国語に変えるとこうなります。

ナエ サジョネヌン ブルカヌンイラン タンオヌン オプタ
나의 사전에는 불가능이란 단어는 없다

私は、この言葉が大好きです。

今回は、韓国語の「無理」について、色々とお話させていただきましたが、「不可能」という言葉の似ている言葉に「無理ではない」という言葉があります。

考え方は大切ですよね。

「時間をかければ何でもできる」

私は、このコンセプトを信じています。

カタツムリぐらいのスピードでもいいので、自分なりに日々成長していきたいと思います。

今回の記事が、少しでも役に立つ情報になれば幸いです。

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長文読んで下さり本当にありがとうございます。

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