韓国語で「痛い(いたい)」は何?맵다(メプタ)にも「痛い」という意味が!?

韓国語

 

韓国語で「痛い」は、이프다(アプダ)と表します。

 

이프다(アプダ)は、広い意味で使われ、体の不調などをを訴える時に使える、とても便利なコトバです。

 

今回は、そんな体調を崩した時に使える韓国語「痛い(いたい)」についてまとめてみます。

 

 

1. 痛い(いたい)に当たる아프다

 

アプダ

아프다

痛い(いたい)

 

日本語で「痛い(いたい)」に当たる韓国語は、「이프다(アプダ)」というコトバです。

 

この「이프다(アプダ)」は、体調を訴える時に使う「痛い」という意味だけではなく、「具合が悪い」「病気だ」といった意味合いも含んでいます。

 

丁寧な「痛いです」

 

アプㇺニダ

아픕니다

 

「痛いです」と丁寧に表現したい場合は、아픕니다(アプㇺニダ)と使います。

 

僕自身は、この아픕니다(アプㇺニダ)という言い方は、あまり使ったことがありません。ですが、例えば、病院の先生に、丁寧に説明する場合には使えるコトバです。

 

 

カジュアルに「痛い」

 

アパヨ

아파요

 

友達どうしや、気軽に話せる友人に、体調不良などを訴える場合には、아파요(アパヨ)というコトバがよく使われます。

 

また、

 

アパ

아파

아파(アパ)と言うと、さらにカジュアルでくだけた表現になります。

 

아파(アパ)は、子どもがお母さんやお父さんによく使うコトバで、요(ヨ)をとった表現となっています。

 

痛かった

アパッソヨ

아팠어요

 

「痛かった」と言いたい場合は、아팠어요(アパッソヨ)と使います。

 

このように、痛いというコトバは、아프다(アプダ)というコトバがもととなっています。

 

2. 「~が痛い」と言ってみよう!

 

「~が痛い」というコトバは、自分の体調が悪くなった場合に、よく使えるコトバです。また、もし韓国でけがをした場合にも「~が痛い」と伝えることができれば、非常に助かりますよね。

 

そこで、「~が痛い」について、まとめてみます。

 

■身体の名前を覚えよう

まずは、体の名前を韓国語で覚えてみましょう。

 

・頭 머리モリ  ・目  눈ヌン  

 

・首 목モッ ・肩 어깨 オッケ 

 

耳 귀キ  ・鼻 코

 

・口 입 イㇷ゚ ・腕 팔パㇽ  ・腹 배 

 

・腰 허리ホリ ・手  손ソン  

 

・脚 다리ダリ  ・ひざ 무릎ムルㇷ゚  

 

・足 발バㇽ

 

■痛いと言ってみよう

腰が痛いです。

허리가 아파요

ホリガ アパヨ

 

目が痛いです。

눈이 아파요

ヌニ アパヨ

 

このような感じで、「~が痛いです」と言いたい場合、「~가/이 아파요」となります。

 

痛い人って何ていうの?

 

アプン サラㇺ

아픈 사람?

痛い人?

 

「痛い人」を直訳すると、아픈 사람(アプン サラㇺ)という言い方が出来ます。

 

ですが実は、아픈 사람(アプン サラㇺ)は「痛い人」とは訳しません。この言葉は、「病気の人」といったニュアンスがあります。

 

ですので、痛い人ではなく、病気にかかっている方に対して、아픈 사람(アプン サラㇺ)という言い方が出来ます。

 

そして、痛いという種類によっては、아프다(アプダ)の代わりに他の言葉も使うことができます。次は、아프다(アプダ)以外の「痛い」をみてみましょう。

 

3.아프다(アプダ)以外の痛いを表す表現

 

아프다(アプダ)以外にも「痛い」を表す表現があります。

 

表面の痛みに使えるコトバ

 

ッタカㇷ゚タ

따갑다

ひりひりと痛い

 

아프다(アプダ)以外にも、따갑다(ッタカㇷ゚タ)にも「痛い」という意味があります。

 

この따갑다(ッタカㇷ゚タ)は、

 

・すり傷が痛い

・口内炎で痛い

・風でのどが痛い

 

こういった感じの、表面がひりひりと痛い場合に使うことができます。

 

ですので、따갑다(ッタカㇷ゚タ)は、日本語で言い換えれば『ひりひりと痛い』という意味になります。

 

使い方の例

モギ ッタカプㇷ゚ゴ アパヨ

목이   따갑고    아파요

のどがひりひりとして、痛いです。

 

こんな感じで、どんな痛みなのかを表現することが出来ます。

 

ッタクㇺ ッタクㇺ

따끔   따끔

 

ちなみに「ひりひり」というコトバは、韓国語では따끔따끔(ッタクㇺ ッタクㇺ)という単語で表せます。

 

ですので、「ひりひりと痛い」と言いたい場合は、

 

ッタクㇺ ッタクㇺ アプダ

따끔   따끔   아프다

 

このように言うこともできます。

 

それから、「ずきずきと痛い」という言い方も韓国語で表すことが出来ます。

 

4. 「ずきずき痛い」は韓国語では何?

 

ッスシダ

쑤시다

ずきずきと痛い

 

「ずきずきと痛い」に当たる韓国語は、쑤시다(ッスシダ)です。

 

・歯が痛い

・腰が痛い

・おなかが痛い

 

こういった感じで、쑤시다(ッスシダ)には、「ずきずきとした痛み」がある場合に使える単語です。日本語で考えた場合、「歯がずきずきと痛い」という表現はよく使われます。

 

また、韓国では「ずきずきとおなかが痛い」という感じで、쑤시다(ッスシダ)が使われることもありますので、覚えておくと便利です。

 

使い方の例

 

イガ ッスシゴ アパヨ

이가   쑤시고     아파요

歯が ずきずきと  痛い

 

オッケガ ッスシゴ アパヨ

어깨가      쑤시고      아파요

肩が      ずきずきと   痛い

 

こんな感じで、韓国語の場合は、おなか、肩、歯といった部分に「ずきずきと痛い」というコトバが使われる時もあります。

 

5. 맵다(メㇷ゚タ)も痛いを表すの?

実は맵다(メㇷ゚タ)にも、「痛い」という意味が含まれています。

 

メㇷ゚タ

맵다

辛い

 

少し韓国語を勉強された方は、お分かりだと思いますが、맵다(メㇷ゚タ)には「辛い」という意味があります。

 

ですが、この맵다(メㇷ゚タ)。もう一つ意味があることをご存知でしょうか?

 

それが、「痛い」という意味なのです。では、どういう時に使うかというお話なのですが、煙などが目に入って痛い場合です。

 

メㇷ゚タ

맵다

(煙などが目に入り)痛い

 

例えば、バーベキューをしていて、煙が目に入って涙が出る場面です。この場面で目が痛いと表現する場合には、맵다(メㇷ゚タ)と使えます。

 

それから、たばこの煙などで目が痛くなった場合にも、맵다(メㇷ゚タ)を使うことが出来ます。

 

また、韓国語の場合は、煙で目が痛い場合、「目がひりひりと痛い」と表現することもできます。ですので、この場合は、先ほどの『ひりひりする」という意味の따갑다(ッタカㇷ゚タ)も使えます。

 

使い方

 

タンべ ヨンギロ ヌニ メウォヨ

담배   연기로   눈이    매워요

たばこの煙で目が痛い。

 

この場合の目が痛いには、맵다(メㇷ゚タ)と따갑다(ッタカㇷ゚タ)の2つの言葉で表すことが出来ます。ぜひ参考になさってみてください。

 

6. 痛みの強さを覚えてみよう

 

・めっちゃ痛い

・けっこう痛い

・少し痛い

 

ここからは、痛みの強さを大・中・小に分けてまとめてみます。

 

■めっちゃ痛い

ノム アパヨ

너무 아파요

めっちゃ痛いです

 

너무(ノム)には、物事を強調する役割があり、「とても」「めっちゃ」という意味合いがあります。

 

そして、너무(ノム)は話し言葉で使われるコトバなので、ラインやカカオなどのカジュアルな場でよく使われています。

 

アジュ アパヨ

아주     아파요

とても痛いです。

 

ジンジャ アパヨ

진짜     아파요

とても痛いです。

 

「とても」を意味する韓国語は、この아주(アジュ)以外にも多くあります。ここでは1つの例として아주(アジュ)を挙げて、文章にしてみました。

 

少し痛い

 

チョグㇺ アパヨ

조금 아파요

少し痛いです。

 

韓国人は「まあまあ痛い」という中途半端な表現はあまりしません。

日本であれば、

・かなり痛い

・ちょっと痛い

・まあまあ痛い

 

などあいまいな痛さを表す言葉があります。

 

ですが、韓国人は痛い場合は、「少し痛い」か「めっちゃ痛い」。この2つで表される場合が多いです。

 

逆に言えば、この2つだけで十分に相手に伝わります。覚えておかれると便利ですよね。

 

7.慣用句としても使える「痛い」

 

耳が痛い

 

「耳が痛い」というコトバには意味が2種類ありますよね。1つ目は、「普通に耳が痛い」という意味。

 

それから、「何回も同じことを言われて嫌だ」という意味にもなりますよね。

 

このように、韓国語でも慣用句として使われる場合もあります。

 

慣用句で使われる例

 

ぺガ アプダ

배가 아프다

 

배가 아프다(ぺガ アプダ)は、普通に訳すと「おなかが痛い」という意味になります。

 

ですが、韓国語で慣用句としても使われる場合があります。慣用句で表した場合は、「妬ましい」という意味になります。

 

キガ アプダ

귀가 아프다

 

それから、귀가 아프다(キガ アプダ)も、韓国語では慣用句として、日本の慣用句の意味と同じ使い方で使われています。

 

귀가 아프다は、普通に訳せば「耳が痛い」という意味になります。ですが、慣用句で表すと、「何回も同じことを言われて嫌だ」的なコトバになります。

 

また、韓国語の場合は、아프다(アプダ)の代わりに따갑다(ッタカプダ)を使って表現する場合もあります。

 

この따갑다(ッタカプダ)を使った場合にも、慣用句としての意味は変わりません。

 

8.今回のお話のまとめ

 

今回は、韓国語で「痛い」って何?というお話をさせていただきました。

 

   痛い

・아프다(アプダ

・따갑다(ッタカㇷ゚タ

・쑤시다(ッスシダ

・맵다(メㇷ゚タ

 

韓国語で「痛い」を表す言葉は、主に4つです。

 

아프다(アプダ)は、広く体の不調を訴える時に使える便利なコトバです。

 

また、痛みの種類をもう少し詳しく言いたい場合には、따갑다(ッタカㇷ゚タ)や、쑤시다(ッスシダ)が使えます。

 

따갑다(ッタカㇷ゚タ)は「ひりひりと痛い」という時に使え、쑤시다(ッスシダ)は「ずきずきと痛い」という表現で使えます。

 

また、本来「辛い」を意味する맵다(メㇷ゚タ)も、場面によっては「痛い」という意味に変わります。

 

「煙で目が痛い」

 

この맵다(メㇷ゚タ)が使える場面は、こういった煙による痛みに対して使えるコトバです。

 

最後に「頭の痛い問題」というコトバについても、韓国語で表してみます。

 

モリ アプン ムンジェ

머리    아픈     문제

頭の痛い問題

 

韓国語で「頭の痛い問題」と言いたい場合は、머리 아픈 문제(モリ アプン ムンジェ)と言い表すことが出来ます。

 

「痛い」というコトバを覚えておくと、いざと言うときに非常に役立ちます。

 

ぜひ、아프다(アプダ)だけでも覚えておかれることをおすすめします。

 

長文読んでいただき、ありがとうございます。

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