「こわい」は韓国語で何?두렵다と무섭다の違いはこれだ!

韓国語

韓国語で「怖い(こわい)」に当たる単語は、무섭다(ムソプタ)두렵다(デュリョプタ)があります。

この2つの単語は、どちらも、「怖い」するのですが、

単語の違いがよく分からない・・・

このように、思われている方も多いです。

実は、これは私も同じ思いをもっていた一人です。

どうやって使い分けたらいいの・・・

このように、心の中がモヤモヤしていた時期が長かったです。

무섭다(ムソプタ)と두렵다(デュリョプタ)の違いを知れば、「なんだ簡単じゃん!?」と思うに違いありません。

それぐらい、簡単な違いだというこなのです。

今回は、韓国人と結婚して6年になる韓国通の私が、韓国語「怖い(こわい)」についてお話させていただきます。

무섭다(ムソプタ)=怖がっている

무섭다(ムソプタ)には『怖がっている』という意味があります。

この「怖がっている」という意味は、

「ヒトやモノに対する恐怖心」だと言えます。

무섭다(ムソプタ)を使う時

무섭다(ムソプタ)を使う時ですが、それはズバリ、「ヒトやモノに対して恐怖心」をもった時に使えます。

例えば、

「毒ヘビを見て怖かった」
「先生に鬼のように怒られて怖かった」

ヒトやモノと書きましたが、実際には、ヒトや動物などと捉えた方が、分かりやすいかもしれません。

それから、

「こわい父親」
「こわい顔をしている」

このように、物事を詳しく表すために、「こわい●●」「怖そうな●●」と言いたい場合も、무섭다(ムソプタ)を使えます。

また、「怖い話」と言った使い方もできます。

使い方はわかったけど、무섭다(ムソプタ)を使った文も知りたいという方のために、例文もお話させていただきます。

무섭다(ムソプタ)の例文

ここからは、무섭다(ムソプタ)を使った例文を出してみます。

1.怖い話を聞いた。
ムソウン イヤギルル デュロッタ
무서운 이야기를 들었다
2.蛇が怖いです。
ベミ ムソウォヨ
뱀이 무서워요
3.高校時代に怖い先生がいた。
コデュンハッキョッテ ムソウン ソンセンニミ イッソッタ
고등학교 때 무서운 선생님이 있었다
4.お母さんが怒ったら、むちゃくちゃ怖いです。
オンマガ ファガナミョン チョンマル ムソウォヨ
엄마가 화가나면 정말 무서워요

무섭다(ムソプタ)の使い方

무섭다(ムソプタ)の例文を上記に簡単に書かせていただきました。

韓国語の무섭다(ムソプタ)を使う場合には、

무서워요(ムソウォヨ)と表すことが一般的です。

무서워요(ムソウォヨ)で「怖いです」という意味になります。

上記の2の例文にある「蛇が怖いです」の「怖いです」と使いたい場合に用いることができます。

それから、1の例文にあるように「怖い話」のように、怖い●●と使いたい場合には、무서운(ムソウン)●●と使います。

「怖い顔」
무서운(ムソウン)얼굴(オルグル)
「怖い父親」
무서운(ムソウン)아버지(アボジ)
「怖いお話」
무서운(ムソウン)이야기(イヤギ)
「怖い経験」
무서운(ムソウン)경험(ギョンホム)
「怖い映画」
무서운(ムソウン)영화(ヨンファ)

このように、様々な場面で使うことができます。

怖い=未来への恐怖

怖いには、무섭다(ムソプタ)以外にも単語があります。

それが、두렵다(デュリョプタ)です。

この두렵다(デュリョプタ)は、未来に対する恐怖を表しています。

두렵다(デュリョプタ)を使う時

두렵다(デュリョプタ)は、未来への恐怖心を表しています。

「未来への恐怖心」とは何か?

つまり、

・まだ結果が出ていないこと。
・まだ現実には起こっていないこと。

このような物事に対する恐怖心を指しています。

例えば、

「地震がいつ起こるかわからないので怖い」
「テストの結果を見るのが怖い」
「健康診断の結果が怖い」
「恋人に捨てられそうで怖い」

このような例文では、두렵다(デュリョプタ)を使います。

この例文を見ていただければ分かりますが、どれも、まだ現実に起こっていない事柄ばかりです。

自分自身が勝手に作り出している「想像上の恐怖心」です。

使う場面が分かったところで、実際に、韓国語で例文を示してみます。

두렵다(デュリョプタ)を使った例文

두렵다(デュリョプタ)を使えばこういった文を作ることができます。

1地震が来るのが怖いです。
ジシニ オヌン ゲ デュリョウォヨ 
자신이 오는 게 두려워요
2テストの結果を見るのが怖いです。
シホミ ギョルガ ボギガ デュリョウォヨ
시험 결과 보기가 두려워요
3生きていくのが怖いです。
サラガリ デュリョウォヨ
살아갈이 두려워요
4彼が私を捨てるのではと怖いです。
ナムジャチングガ ナルル ボリルッカ バ 
남자친구가 나를 버릴까 봐
デュリョウォヨ
두려워요
5死ぬのは怖くないです。
ジュンヌン ゴン デュリョプジ アナヨ
죽는 건 두렵지 않아요

두렵다(デュリョプタ)の使い方

두렵다(デュリョプタ)を使う場合は、基本的には、「怖いです」という使われ方が一般的だと考えています。

두렵다(デュリョプタ)を使って、「怖いです」と言いたい場合には、

두려워요(デュリョウォヨ)と表します。

地震に対する使い方

地震に対して「怖い」と使いたい場合には、2つの意味で捉えることができるため、무섭다(ムソプタ)と두렵다(デュリョプタ)のどちらも使うことができます。

もちろん、意味は少し異なりますので、注意が必要です。

例えば、무섭다(ムソプタ)を使って「怖いです」と表したい場合を考えてみます。

・地震が怖かった。
ジシニ ムソウォッソヨ
지신이 무서웠어요

この무섭다(ムソプタ)を使った意味は、

「実際に地震を経験して、怖かった」

このような意味合いが強いです。ですので、「怖かった」という使い方をよくします。

また、地震を経験していて、他の人に「地震は怖いですよ」という場合にも、もちろん使うことが可能です。

・地震は怖いです。
ジシニ ムソウォヨ
지신이 무서워요

これに対して、

두렵다(デュリョプタ)を使う場合は、

「地震は今のところきていないけど、いく来るか分からないので怖い」

こういった意味合いが強いです。

もちろん、地震が一回来て、余震を恐れているという場合でも、この두렵다(デュリョプタ)は使えます。

このように、地震の場面のように、무섭다(ムソプタ)と두렵다(デュリョプタ)のどちらも使える場面は他にもあると思います。

それから、実は、무섭다(ムソプタ)と두렵다(デュリョプタ)以外にも韓国語で「怖い」を表す単語があります。

怖い=おじけづく

日本語の中には「おじけづく」という言葉があります。

この「おじけづく」とは、簡単に言えば「ビビる」という意味です。

このように、ビビってしまう場合に使われる単語に겁이 나다(コビ ナダ)という言葉があります。

겁이 나다(コビ ナダ)の使い方

겁(이) 나다(コビ ナダ)の使い方について、簡単にまとめてみます。

・怖くなって、逃げ出した。
コプナソ ドマンチョッタ
겁나서 도망쳤어
・検査結果を聞く前は、
ゴムサ ギョルガルル ムロ ボギ ジョネヌン
검사 결과를 물어 보기 전에는
さすがに怖かった
ヨクシ コピナッタ
역시 갑이 났다
・怖くて、
コピナソ
겁이나서
何も質問できなかった
アムゴッド ジルムヌル モ テッタ
아무것도 질문을 못 했다

こういった感じで겁이 나다(コビ ナダ)は使えます。

「ビビっている」「おじけづいている」という気持ちで使う単語です。

それから、

「こわいの(ビビってんの)?」という意味でよく使われる単語に、「弱虫」という言葉がありますよね。

韓国語で「弱虫」はこのように表します。

弱虫
コプジェニ
겁쟁이

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、韓国語「こわい」についてお話しさせていただきました。

韓国語で「こわい」に当たる単語は主に3つあると考えています。

・무섭다(ムソプタ)
・두렵다(デュリョプタ)
・겁이 나다(コビ ナダ)

この3つです。

それから、무섭다(ムソプタ)と두렵다(デュリョプタ)の大きな違いは、

무섭다(ムソプタ)
ヒトやモノが怖い

두렵다(デュリョプタ)
起こっていないことに対する恐怖

この違いがあります。

「怖い」という言葉は同じですが、

「ヒトやモノに対する恐怖なのか?」
「起こっていない未来に対する恐怖なのか?」

こういった部分を考えて見ると、違いがはっきりとすると思います。

今回の記事が少しでも、役に立つ情報になれば幸いです。

長文読んでいただき、ありがとうございます。

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